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介護

高齢者さんの脱水って怖い!水分補給できていますか?

困る女性

介護中のうちの父親

なかなか言っても、水分を摂ってもらえなくて困っています。

夏でとても暑いので心配です。

  • 声をかけても水分を摂ってくれない
  • 熱中症が心配
  • 夏場の脱水が心配

ご家族の介護でこのようなお悩みありませんか?

ちなみに

「脱水も夏だけとは限りません!」

水分が不足して脱水が起きると、とても危険です!

特に夏場の暑い時期は注意が必要です

今回は在宅介護で、高齢者さんの水分補給でお困りの方に

参考にしていただけたら幸いです。

介護現場で働いて10年目の

私がお答えします!

りさこ

1日に必要な水分量は約2500ml

1日に失われる水分は2,500ml

人間の体は体重の約60%を水分が占めています。

特に運動などしていなくても

尿や便として排泄されるもの

呼吸や汗として出て失われるものなど

トータルすると

1日約2,500mlもの水分が私たちの体から排出されています。

1日1,500ml以上の水分は摂りたい

健康な体を維持するためには、排出された分と同量の水分を摂取する必要があります。

摂取する水分の内訳は

食べ物から1,000ml

飲料水として1500ml 摂取する必要があります。

食べ物から取った栄養素が

体内で燃焼される時に出る水分(代謝水)が300mlぐらいありますが

それだけでは足りないので食事や飲み物から補います。

無理なく1,500mlの水分を摂るには

「喉が乾いた」と感じてから飲むのでは、1日1500mlの水分を取り切れません。

また水だけで1500ml飲むのは結構難しいですよね

  • 朝起きたらコップ一杯の水を飲む
  • 朝食時には味噌汁、スープなどの汁物
  • 10時にはティータイムを作り、一緒にお茶を楽しむ
  • 昼食やおやつにお茶と一緒に、水分の多い果物やゼリーを
  • 夕食の時には味噌汁とお茶など
  • お風呂に入る前、夜寝る前には水を

このように

あらかじめ水分補給をする時間やタイミングを決めて

こまめに補給する工夫をしてみてください。

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りさこ

脱水はこわい

脱水は夏場だけではありません

夏は進んで水を飲みますが、冬場は汗をあまりかかない、体が冷えるなどの理由で

水分を取ることを敬遠する高齢者さんも少なくはありません。

夏でも冬でも体から排出される水分量は変わらず

汗の代わりに尿としてほぼ同じ量の水分が排出されます。

乾燥している冬は皮膚からも水分が奪われ、寒い時こそ積極的に水を飲むことが大切です。

また冬場は暖房を使用し家で過ごされてることも多く、気付かないうちに汗はかいていることもあります。

高齢者さんが脱水になる原因

喉の渇きを感じにくい

加齢に伴って様々な感覚は鈍ってきます。

喉が渇いた=水分不足ですが、体が水分を必要としていても喉の渇きを感じにくいのが

高齢者さんの特徴です。

食事の量が減る

お腹が空かない、調理するのが面倒など

食事に対する興味が薄れるなど、高齢になると様々な理由から

食事量が減る傾向にあります。高齢者さんが脱水になる原因です。

体内の水分量が少ない(筋肉量の減少による)

加齢や活動量の低下によって

血液と体液をたくさん含む筋肉の量が減少します。

筋肉に保有する水分が少なくなるのも、高齢者さんが脱水を起こしやすくなる原因です。

トイレの回数を減らしたくて飲水を控える??

ポイント

実は・・・

トイレが近くなるからという理由で、

水分を取らない高齢者さんもいらっしゃるのです!

困る女性

え~💦びっくりしました~!

そんな理由もあるんですね~!

実際に介護現場では高齢者さんから

「トイレに行きたくなるから水分は摂りたくない!」

なんていうお声もよく聞いたりするんですよ

りさこ

加齢に伴い頻尿になる人が少なくありません。

そのため

トイレに行く回数を減らしたい

排泄介助を頼むのが恥ずかしい

などの理由で水分を取ることを控えてしまいがちなのが

高齢者さんの特徴です。

脱水症状のサイン

脱水になるとこんな怖いことが起きます。

  • 唇や口の中が乾燥している
  • 手の甲の皮膚をつまんだ後すぐに戻らない
  • 爪を押してすぐに色が戻らない
  • 体重が減少している
  • 熱がある
  • トイレに行く回数が少ない、尿の色が濃い
  • 食欲がない
  • 立ちくらみがする
  • ぼーっとしていてあまり反応がない
  • なんとなく元気がない

倦怠感がある場合は、症状がひどくならないように気をつけてください!

さらに症状が進行すると

発熱、頭痛や吐き気、嘔吐などにつながることがあります。

高齢者さんの脱水症状の対処法

水分補給をする

起床後、入浴前後、就寝前などに水分補給をする。

こまめな水分補給を習慣付け、

食事からも水分を確保するなどの対策を取りながら脱水を予防しましょう。

飲んでもらう時は一度にたくさん飲んでもらうのではなく、こまめに少しずつ飲んでもらうと良いと思います。

飲みたいときにすぐに飲んでもらえるように

ベッドの横や机の上などにペットボトルなどの飲料水を置いておくと良いです!

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水分を取ってくれない時

お茶やお水を出したりしても飲んでくれなかったり

「今日は暑くなったから水分摂って!」なんて

何度も何度も言っても飲んでくれないとき

ご家族としてはとても困ってしまいますよね

時にはイライラしてしまったり・・・

でも、もしかしたら

飲んでくれないのには理由があるのかも??

困る女性

そんな時じゃあどうすればいいの??

水分を出しても飲んでくれないとき

ご本人様は、こんな事を思っているのかもしれません。

本音は…

  • 冷たい飲み物は好きじゃない
  • 温かい緑茶が飲みたい
  • お茶よりも紅茶がいいな
  • 甘いコーヒーが飲みたい

など、思っているのかもしれません。

実際に「コーヒーの方が好きなんだ!」

と言っていた高齢者さんも

いらっしゃいましたよ!

りさこ

ご本人様にお声掛けして

好みの飲み物を聞いてみましょう!

(緑茶やコーヒーは利尿作用があり、

あまりお勧めはしませんが)

何ならジュースだっていいじゃないですか?

好んで飲んでくれたらそれはそれで良いと思います!

それでも色々試したけれど

飲んでくれないとき、どうしても飲み物にとらわれず

こんな工夫でも

水分摂取は可能です!

例えば

  • ゼリー、ゼリー飲料
  • ヨーグルト、プリン
  • アイスクリーム
  • スイカ、みかん、キウイフルーツ、いちご
  • トマト、きゅうり
  • 味噌汁、スープ
  • 豆腐、卵豆腐

など

ご本人様のお好みに合わせて

食事の工夫や、おやつの時間を取り入れてみたり

上手に水分摂取が出来るといいですよね!

女性

ずっと飲み物にこだわっていたけれど

水分の多い食事や

ゼリーや果物で対応してもいいのですね!

気持ちが楽になりました✨

高齢者さんが脱水にならないために

とにかくこまめに水分補給を!

1日に水分ってこんなに飲まなくちゃいけない?のと思ったかもしれません。

ですが、 特に、夏場の暑い時期は

脱水になると発熱や命の危険にもつながることもあるので本当に怖いです。

一度に飲んでもらうのではなく、1日の中で無理なく水分補給ができる工夫を是非してみてください。

ご本人に言ってもなかなか水分をとってもらえないこともあるかと思います。

忙しい日もあるかと思いますが、たまにはご家族みんなでゆっくりとティータイムの時間を取ってみるのも

いかがでしょうか?

プロフィール画像

お茶や季節の果物など、一緒に楽しんだりすると会話もはずみ、ご本人もきっと喜んでもらえると思います。

こまめな水分と食事からの水分で無理なく水分補給できると思います✨

時には楽しみなどを取り入れながら、無理なく水分補給してもらうことができたら私も幸いです。

  • この記事を書いた人

りさこ

🌸悩める女性を応援しています!🌸

40歳を過ぎて一人暮らしを始め
機械音痴ながらスマホ一台でYouTubeに挑戦!✊

30代で子宮筋腫摘出手術を受け
40代前半で子宮頸がん検診で異形成と診断。 その後2年で完治しました!✨
45歳で更年期と診断され
元気に過ごすために、ホルモン補充療法を開始。 私の経験を通じて、 同じ悩みを抱える女性たちの助けになりたいと思い、ブログを始めました!💖

介護職員としての情報も発信中です⭐️

介護職員歴10年/YouTube運営4年/ココナラでお悩み相談受付中!

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