父の傘寿(80歳)のお祝い
「親が今生きているって、当たり前ではない」
2025年の春、私の父は80歳の誕生日を迎えました。
その時の私の思いをブログにしましたので
よかったら読んでみてください。
親との関係って、年齢を重ねるにつれてちょっとずつ変わっていきますよね。
昔は当然のように「ずっと元気でいてくれる」と思っていたけれど、最近ではふとした瞬間に
「もうそんな年齢なんだな」と実感することも増えてきたり
高齢になってくると今元気でいてくれていることも
本当は当たり前なことではないのですよね…
私自身、ちょっとしたきっかけがあって、あらためて「親への感謝」について考える機会がありました。
「ちゃんと感謝するんだよ!」と言われて
何気ない会話から始まった気づき
ある日、私と同じくらいの年齢の知人と話していたときのこと。
私が「もうすぐうちの父が80歳なんだよね〜」と何気なく話したら、その方が真剣な顔でこう言ったのです。
「ちゃんとお祝いして、感謝を伝えるんだよ!絶対だよ!」
その言葉に、ちょっとハッとしてしまいました。
実は私、77歳の喜寿の時はちょっとしたお祝いはしたのですが
「80歳って特に何かする年でもないのかな…?」なんて思っていたり
でも「80歳」という節目の歳なので何かお祝いはしたいなと
考えてはいました。
でもお話しを聞いていると彼女は、最近お父さんとちょっと口論になってしまったらしく
その翌日にお父さんの血圧が急に上がってしまったそうで💦
「もしかして自分のせいかも…」
と、すごく後悔していたようです。
そんなお話を聞いて、「あぁ…私もちゃんとしないとな」って、考えさせられました。
傘寿(さんじゅ)って、実はお祝いの年
知人が教えてくれたのですが、「80歳」は傘寿(さんじゅ)といって、実はお祝いする年がちゃんとあるそうです。
「そんなの知らなかった…」と正直思いつつ💦
自宅に帰って後で調べてみたらやはり「傘寿」という80歳のお祝いはあるようでした。
それならなおさら、今のうちにちゃんと感謝を伝えよう!って思いに変わっていきました。
傘寿のお祝い、決断しました!
母と相談しながら父親のお祝いの準備を着々と進めていきました。
私も仕事の合間を使って実家へ立ち寄り、お祝い当日にすぐに進められるように
室内に飾る飾りつけなど準備していきました。
お祝い当日
黄色い花束に、ありがとうの気持ちを込めて
近所に人柄の良いお花屋さんがあって、
母親の誕生日や喜寿の時のお花も頼んでいつも素敵なお花を作ってくれるので
今回もこちらのお花屋さんに父の花束を作ってもらうことに決めました。
ご主人に「父の傘寿のお祝いなんです」と伝えると、
「傘寿は黄色ですね」って言ってくださって
お祝い当日できあがった花束を受け取りに行くと、とても素敵な花束に仕上げてくださいました。
感謝を伝えるとご主人が「頑張って作りました!」と受け取る私も本当に心が温まりました。
「ただの贈り物じゃなくて、気持ちも一緒に届けたい」
そう思って今回もこちらのご主人にお願いして、本当によかったと思っています!
↓ ↓こちらが実際の花束です💖 本当に素晴らしいセンスでしょ!笑

当日は、近くに住んでいる親戚だけで、ほんの少し集まってのお祝いとなりました。
みんなが揃うのは難しかったけど、それでもにぎやかで、笑顔もあって、
なにより、父が本当に嬉しそうな顔をしてくれていたのが印象的でした。
私は
「お父さん、80年元気でいてくれてありがとう」
と、花束と一緒に気持ちを書いたカードを渡しました。
花束を渡した時は「ありがとう」って父が言ってくれましたね。
実際にこんな言葉、口にするなんて絶対にできないですよ💦😅
こういうときだからこそ、きっと伝えられるのですよね。
写真を見返して、こみあげる思い
10年ってあっという間
たくさんの写真を撮りました!
夜、家に帰ってから、お祝いの写真を見返していたら、なんだか眠れなくなり(苦笑)
また10年前に母の古希のお祝いをしたときの写真も見ていました。
「あのときの両親、若かったなぁ」なんてしみじみ、しみじみ。。。
ちなみに私も若かった…笑
10年ってあっという間ですよね、
その間に親も、私も、年を重ねて。
次の10年後、同じようにお祝いできるかどうかなんてわからない。
「今、できることをやろう」
心からそう思いました。
親への感謝って、自分のためでもある
私が今回とても強く感じたのは、
「親への感謝」って、親のためでもあるけど、
自分自身のためでもあるってこと。
やらなかったら、後悔するかもしれない。
でも、ちゃんと伝えたら、「あの時やってよかった」って思える。
だからもし、今「どうしようかな…」って思ってる人がいたら、
ぜひ小さなことからでもいいから、なにかしてみてほしいなって思います。
「ありがとう」って、言えるうちに言っておこう。
さいごに
距離感も大事
親との関係って、うまくいく日もあれば、
親子だからこそイライラしちゃう日もあると思うのです。
実際に私もそんな繰り返しです💦
でも、そんな中でもふと「これが最後の会話だったら?」って思うと、
やっぱり後悔しないように、大事にしていきたいなって思います。
無理しなくていい。近すぎず、遠すぎず、
ちょうどいい距離感で、「自分らしく」関わっていけたらいいですよね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました🌿