お母さんに対して、ちょっとイライラしてしまう。
そんな自分が嫌で、「こんなふうに思ってはいけない」「もっと優しくできたのに」って、また自己嫌悪に陥ってしまう……。
この記事を開いてくれたあなたは、きっとそういう気持ちを抱えながら、こっそり検索してくれたんじゃないかな、と思います。
母の愚痴を聞くたびにモヤモヤして…こんなふうに感じる自分がひどい人間みたいで、誰にも言えなくて。
その気持ち、すごくわかります。イライラしてしまうのは、あなたが冷たいからじゃない。それだけ真剣に向き合ってきた証だと思うんです。
動画で観たい方はこちらから♪
「母親 イライラ」「母 愚痴 しんどい」……こっそり検索したことはありませんか?
誰にも言えないこの気持ちを、どこかに吐き出したくて。SNSや検索エンジンで「母親 イライラ」「お母さん 愚痴 疲れた」と打ち込んだことがある方は、きっと少なくないと思います。
実は私も、そういう時期がありました。
実家に帰ると、決まって始まる父への愚痴。口の悪い言葉、怒り交じりの文句……。「また始まった」「そんな話、聞きたくない」と思いながらも、母には何も言えず我慢する日々…。
毎回毎回同じ話。「そんな愚痴ばかり言って、楽しいのかな」と正直思ってしまう自分がいて、そう感じてしまう自分にまた罪悪感が生まれる。
そのうち、実家に帰ることも、母に会いに行くことも、だんだん億劫になってきました。
母のことは大切に思っている。感謝もしている。でも、会うたびに心がどんよりして、帰り道にどっと疲れる。「どうしてこんなにしんどくなってしまうんだろう」「私だけがこんなふうに感じているのかな」と、ずっと一人で抱えていました。
「誰かに話したら、引かれてしまうかも」言えなかった本当の理由
こういう気持ちって、なかなか人に話せないんですよね。
だって、「母親への不満」って、口にするだけで「性格の悪い人」みたいに聞こえそうで怖い。「そんなこと思うの?」って引かれてしまうんじゃないか。「それくらい我慢しなよ」って呆れられるんじゃないか。
だから、ずっと一人で抱えていました。誰にも言えないまま、「こんなふうに感じてしまう自分がおかしいんだ」と思い込んでいました。
YouTubeのコメント欄を見て、泣いた日のこと
あるとき、その日も母に対してイライラしてしまって、つい怒る言葉を言ってしまいました。
家に帰ってから、ずっとそのことが頭を離れなくて。「なんでいつもこうなってしまうんだろう」「また怒ってしまった。私ってどうしてこんなに余裕がないんだろう」と、自己嫌悪でいっぱいになっていました。
どうしたらいいんだろうと悩みながらスマホを手にして、気づいたら「母親 イライラ」と検索していました。
たどり着いたのは、「母親にイライラしてしまう自分への自己嫌悪」をテーマにしたYouTube動画。恐る恐るコメント欄を開いてみると……。
「実家に帰りたくない」「母の愚痴を聞くと体調が悪くなる」「全然楽しくない、でも誰にも言えなかった」「自分だけじゃないってわかって、少し楽になりました」
そんなコメントが、何百件も並んでいたんです。
読んでいるうちに、じわじわと涙が出てきました。何度も読み返しながら、泣いた日もありました。
「私だけじゃなかったんだ」「みんな同じように悩んでいたんだ」
その一言が、どれだけ救いになったか。あのとき感じた安堵感は、今でも忘れられません。
また以前介護士として訪問したご家族様から「うちの母も父親の悪口ばかり言っていて嫌だった、父がかわいそうに思った…」と気持ちを話してくださいました。そんなお話を聞いた時、実は私の方が救われた日になりましたね。
この記事を書いているのは、あのときの私と同じように一人で抱え込んでいる誰かに、「あなたも一人じゃないよ」と伝えたいからです。
30代後半から感じていた、小さな違和感
振り返ってみると、母に対して「なんとなく居心地が悪いな」と感じ始めたのは、30代後半の頃でした。
それまではとくに気にならなかった母の言葉や態度が、なぜか少しずつ引っかかるようになってきた。
今思えば、自分の価値観がはっきりしてきた時期と重なっていたんだと思います。自分の生き方が見えてくるにつれて、母との「考え方の違い」がじわじわと浮かび上がってきたのかもしれません。
実は、一人暮らしを始めたきっかけのひとつも、そこにありました。母の言動に対してしんどさを感じるようになってきて、「少し距離を置いた方が、お互いのためかもしれない」と思ったことが、背中を押してくれた部分もあったんです。
最近とくに感じる「母の変化」…会うたびに心が削られていく
そして最近、もうひとつ感じていることがあります。それは、母の言動がはっきりと変わってきたこと。
以前よりも、
- 誰かへの愚痴や怒り文句が増えた
- 口の悪さ、言葉のきつさが気になるようになった
- 毎回毎回、同じ話を繰り返す
以前なら「また言ってるな」と聞き流せていたのに、今はそれができない。愚痴が始まった瞬間、体がすーっと冷える感じがして、「あ、今日もか」と心の中でため息をつく。
実家からの帰り道、なぜか涙が出そうになる。「楽しかった」と思えた記憶が、いつからこんなに遠くなったんだろうと思うことも。
会いに行く前から、「今日もきっとこうなる」と、もう覚悟している自分がいる。それがまた、悲しかったりするんですよね。
そして帰ってから「もっと優しくしてあげればよかった」「なんであんなことを言ってしまったんだろう」と、今度は自分を責める。イライラして、自己嫌悪して、また落ち込む、その繰り返しがほんとうにしんどかったです。
更年期で「心が揺れやすくなっていた」と気づいた瞬間
あるとき、ふと気づいたことがあります。
「今の私は更年期で、心が揺れやすい時期にある」ということ。
普段なら流せる言葉が妙に刺さるのも、些細なことでイライラしてしまうのも、母だけが原因というわけではなく、今の私の心の状態にも理由があったんだと気づいたとき、少しだけ気が楽になりました。
更年期の時期は、ホルモンバランスの変化で感情が揺れやすくなります。普段は受け流せる言葉や出来事が、心に深く刺さりやすくなるのはある意味自然なこと。自分を責めすぎなくていい、そう思えるようになりました。
-
-
更年期のイライラ・落ち込みに漢方は効く?加味逍遙散を試した体験談|HRTとの併用も
更年期のイライラ、気分の落ち込み、やる気の低下——HRTをしていても、メンタルだけがどうにもならない時期がありませんか? 45歳で更年期と診断されてからホルモン補充療法(HRT)を続けている私ですが、 ...
続きを見る
母の「愚痴が増えた」のは、老いによる変化かもしれない
もうひとつ、気づいたことがあります。
母の愚痴や言動の変化は、「老化のサイン」のひとつかもしれないということ。
高齢になると、心のゆとりが減ってきたり、寂しさや不安が強くなったりすることがあります。若いころは流せていた小さなことが、気になってしまうようになる。それが愚痴や不満として出てくることもあるそうです。
「母が悪いわけじゃない、でも私もしんどい」という複雑な気持ち。どちらかが100%悪いわけじゃなくて、年齢とともに変わっていく親子関係の中で、お互いが揺れているのかもしれません。
-
-
高齢の親との付き合い方…後悔しないために、今できること
父の傘寿(80歳)のお祝い 「親が今生きているって、当たり前ではない」 2025年の春、私の父は80歳の誕生日を迎えました。 その時の私の思いをブログにしましたので よかったら読んでみてください。 動 ...
続きを見る
母親にイライラしてしまうのは、自分が冷たいからですか?
そんなことはまったくありません。イライラしてしまうのは、それだけ真剣に向き合ってきた証でもあります。特に更年期で感情が揺れやすい時期には、普段より強く感じることも。自分を責めないでください。
母の愚痴を聞くのがしんどいとき、どうすればいいですか?
無理に全部受け止めなくて大丈夫です。「受け流すモード」に切り替えること、会話の後に自分を癒やす時間を作ること、そして信頼できる人に話すことで、少し楽になれます。
更年期になってから親子関係がつらく感じるようになりました。これは普通ですか?
珍しいことではありません。更年期のホルモン変化で感情が揺れやすくなるため、家族の言葉がいつも以上に響いてしまうことがあります。あなたがおかしいのではなく、心と体が正直に反応しているサインです。
親との距離を置くことは、薄情なことですか?
まったくそんなことはありません。距離をとることで関係が長続きするケースも多いです。自分の心を守ることは、自分を大切にする立派な選択。無理に近づきすぎて壊れるよりも、適切な距離感を保つことで、よりよい関係を続けられることもあります。
自分の心を守るために。私が実践している距離の取り方
「全部受け止め続けると、こちらがつぶれてしまう」そう感じて、最近少しずつ変えてきたことがあります。
今は、愚痴が始まったと気づいた瞬間に、心の中でスッと切り替えます。
「また始まった」「また同じ話だ」「私には関係ない話」そう思ったら、あえてその話題に乗らない。反応しない。相槌も最小限にして、話を広げない。
最初は「無視しているみたいで悪いかな」と罪悪感もありましたが、今はそれが自分を守るための大事な選択だとわかってきました。全部受け取らなくていい。全部に反応しなくていい。
他にも、こんなことを心がけています。
- 無理な日は会わない・電話しない:体や心が疲れているときは、無理に連絡しなくていい
- 話題に乗らない・反応しない:愚痴が始まったら「また同じ話」と心の中で思って、そこに引き込まれない
- 全部背負わない:母の怒りや不満は、私が全部解決しなくていい
- 帰宅後に心を整える時間を作る:お茶を飲む、好きな音楽を聴くなど、自分だけの「回復タイム」を持つ
どれも、特別なことではありません。でも、「全部受け取らなくていい」と気づいてから、ずいぶん楽になりました。
「安心できる人に話す」ことで、心がスッと軽くなった
もうひとつ、私が大切にしていることがあります。それは、信頼できる人に気持ちを話すこと。
私は鍼灸に通っているのですが、担当の先生が同年代の女性で、親との関係で悩んだ経験もあったそうなんです。
みんな同じ気持ちなんだとわかってから、少しずつ先生に話せるようになりました。「実家に帰るのがしんどくて」「母の話を聞くとぐったりしてしまって」と打ち明けたとき、先生が「うちもそうだよ、わかるよ」と言ってくれて。
その一言で、本当に気持ちが救われました。「あ、引かれなかった。呆れられなかった。同じなんだ」って。
家族には言いにくいことでも、少し距離のある人には話しやすいことがある。カウンセラーでも、友人でも、コミュニティでも。一人で抱え込まないことが、心を守る一番の方法かもしれません。
40代・50代の「しんどさ」は、弱さじゃない
40代、50代の私たちには、親の変化、自分の体と心の揺らぎ、日々の生活の疲れ……いろんなものが重なりあっています。
全部が重なったとき、心がしんどくなるのは当たり前のことです。
「しんどい」と感じることは、弱いんじゃなくて、それだけ家族と真剣に向き合ってきた証。
そんなあなたが、もう少しだけ自分を大切にできますように。
一人じゃなかったんですね。なんか、読んでいてホッとしました。少し前向きになれた気がします。
ひとりで抱えなくていいんですよ。距離を置くことも、誰かに話すことも、自分を守るための大切な選択です。あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
まとめ「私だけじゃなかった」それだけで、少し前に進める
母親へのイライラや、愚痴にしんどさを感じることは、決して珍しいことではありません。むしろ、SNSやYouTubeでは同じように悩む方のコメントが何百、何千と集まっています。
親との関係に正解はないし、「こう接するべき」という決まりもありません。
- 距離を取ることも
- 誰かに話すことも
- 今日は会わないと決めることも
全部、あなたが自分を大切にするための、立派な選択です。
この記事が、「私だけじゃなかったんだ」と思えるきっかけになったら、とても嬉しいです。
あなたの心が、今日よりも少しだけ軽くなりますように。
-
-
45歳で更年期と診断された日|ショックから受け入れるまでのリアルな体験談
「まだ更年期なんて早い」と思っていた私が、45歳で突然「更年期です」と告げられた日のことは、今でも鮮明に覚えています。 肩こり、倦怠感、気力のなさ…体に異変を感じながらも、まさか自分が更年期とは思って ...
続きを見る
母親との関係、一人で抱えていませんか?よかったら、そっと話してみてください。