はじめに
急な体調不良に準備しておく
在宅介護や家族の見守りをしていると、「急に熱が出た」「なんとなく様子がおかしい」
そんな不安に直面することがあります。
私自身、介護の現場で長年働いてきた中で、こうした場面にたくさん立ち会ってきました。そのたびに感じるのは、
「備えがあるだけで、気持ちに余裕が生まれる」ということ。
いざという時に慌てない
急に熱が出たりいつもと違った状態になるととても焦ってしまいますよね。
どうしたらいいかわからないときって、とても焦って不安な気持ちになったり
時にはパニックになったり、冷静で落ち着いた判断ができないと思います。
介護するあなたがいざという時に備えて焦らないために
長年介護現場を見てきた私が、今回のブログの記事を作成することにしました。
この記事では、私の実体験をもとに「本当にあってよかった」と思えるアイテムを8つご紹介します。
介護に慣れていないご家族や、お子さんの看病が必要な方にも役立つ内容です。
どうかあなたや大切な人の安心のために、今できる小さな準備を一緒に整えていきましょう☘️
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在宅介護にあると安心なアイテム8選
1. オムロン 電子体温計
- 測定がスピーディで分かりやすい
- ボタン一つで操作できて誰でも使いやすい
- 高齢者やお子さんの発熱時にも対応しやすい
急な発熱時、まずは体温を確実に確認することが第一歩。
「いつもより食欲がない」「元気がない」など
まずは体温を測ってみてください。
体温計がすぐ使える状態にあるだけで、気持ちが落ち着きます。
私の経験上、熱を測りたい時に電池が切れていたり、うまく動作できなかった体温計もありました。
体温計はあっても必ず使用できるか確認もしておきましょうね。
2. オムロン 上腕式血圧計
- 簡単操作で正確な測定が可能
- 大きな画面で結果が見やすい
- 日々の体調変化を把握しやすく安心
血圧の変動は見た目では分かりにくいため、日常的に測定できる環境を整えておくと安心です。
血圧計は手首式よりも、上腕で測る血圧計の方が確かだということを聞いたことがあります。
できれば上腕式の血圧計を準備しておくと良いですね。
3. ミネラルウォーター(500ml×24本)
- 体調不良時にも飲みやすい常備水
- すぐに飲める環境があると安心感が違います
- 災害時の備蓄にもなる優れもの
「のどが渇いた」と感じた時には、すでに軽い脱水が始まっていることも。
飲みやすく手に取りやすい場所に置いておきましょう。
4. ポカリスエット(500ml×24本)
- 発汗後の電解質補給に適している
- 優しい味わいで体調不良時にも飲みやすい
- 熱中症対策としても定番の一本
夏場の暑い時期に必要な水分とミネラルを補えるのが特徴。
体調が優れない時の「これなら飲める」がとても助けになります。
5. 経口補水液ゼリー(使用シーンにご注意)
- 熱中症・下痢・発熱時の水分・塩分補給に
- ゼリータイプで飲み込みやすくこぼれにくい
- 携帯しやすい個包装タイプ
※日常的な水分補給には向いていません。
塩分濃度が高いため、発汗や脱水が進んだときに使用しましょう。
6. 室内用 温湿度計
- 室温・湿度の管理が「見える化」される
- 暑さ・寒さを客観的に把握できる
- エアコン調整の目安にも
高齢者や子どもは体感温度が鈍くなりがち。
数値で環境を把握できるだけで、体調管理の安心材料になります。
私の経験上、室内に温度計がないご自宅も割と多いですね。
室内が快適な温度になっているのかどうか、体感だけでは分からないので
温度計があるとすぐに分かりやすく、必ず置いておくと良いです。
冷房を使用する際も
室内が逆に寒くなっていないか?という判断も温度計を見ながら確認することが必要です。
7. アイスノン(冷却まくらタイプ)
- 発熱時にやさしく冷却できる
- 頭や首元の体温を下げるのに最適
- 繰り返し使えるので経済的
高熱が出た場合には、まず落ち着いて「冷やす」ことが大切。
柔らかい素材でやさしく包み、無理のない範囲で冷却しましょう。
小さな保冷剤(30個セット)もあると便利!
- 脇の下・首元・足の付け根(鼠径部)などに使用
- タオルに包んで当てると効率よく体温を下げられる
- 複数あるとローテーションで使えて便利
現場でもよく活用されている小さな保冷剤。
冷凍庫にいくつか常備しておくだけで、いざという時にすぐ対応できます。
また夏場の食事の準備も保冷バックの中に保冷剤を入れて
テーブルに置いておけば、食べたい時にすぐに食事も摂ってもらうことができますね。
8. ストロー付きマグカップ
- 寝たままでも飲みやすく、介護される方も快適
- こぼれにくい設計で後片付けもラク
- 水分補給のハードルをグンと下げてくれる!
ちょっとした一口が、脱水や誤嚥のリスクを減らすことにつながります。
介護用として作られているから、誰にとってもやさしい設計です。
以前とある介護しているご家族さんから
ベッドで寝ながら飲んでいた時に、飲み物をこぼしてしまい布団が汚れてしまったそうです。
そんな中ネットでストロー付きのマグカップを見つけて購入してからは
もうこぼれなくてよかったと嬉しいお話を聞くことができました!
以上が
私が厳選した急な体調不良で慌てないために
備えておくと助かるもの8選でした!
夏の在宅介護、熱中症対策に「冷房」も適切に
年々感じる危険な夏の暑さ
毎年、夏の時期になると気温がぐんと上がり、
昔の夏とは違う「危険な暑さ」を私自身、年々強く感じています。
本当に暑いですよね!
皆さんも同じように思う方もいらっしゃるかと思います。
在宅介護の現場でも、
エアコンを使わずに過ごされている一人暮らしの高齢者の方にたびたび出会います。
高齢者さんは暑さを感じにくい
高齢になると暑さを感じにくくなる傾向があります。
またエアコンが苦手な方も多くいらっしゃる世代なのですよね。
実際に「本当に暑さを感じないんです」とお話しされた方もいました。
でも、「大丈夫」と思っていても、毎年夏は命に関わる暑さになることもあります。
だからこそ、
適切に冷房を使用することはとても大切です。
私も訪問先では、エアコンが使われていないお宅に伺ったとき、
「よかったら冷房、少しつけてみませんか?」とやさしくお声がけをしています。
体温計などはわかりやすい場所へ
そしてもう一つ。
今後、もし介護サービスや訪問看護師を利用する必要がある場合は、
体温計や血圧計などを分かりやすい場所に置いておくこともおすすめです。
「どこにありますか?」と介護士や看護師が探すことなく、
すぐに使える環境が整っていることで、慌てずに落ち着いて対応できます。
ほんの小さな準備が、支える側にとっても、受ける側にとっても、大きな安心につながりますね。
在宅介護の備えは大切。でも、無理はしないで
必要があれば医師や救急車を
どれだけ準備をしていても、時には思うように体調が回復しないこともあります。
そんなときに大切なのは、
介護しているご家族だけで抱え込まないことです。
「もしかして、いつもと違うかも」
「ちょっと様子がおかしいな…」
そんなふうに感じたら、
医師や専門職に相談したり、必要であれば救急車を呼ぶ
ことを迷わないでください。
あなたが誰かを支えているように、あなたにも頼っていい存在がいます。
備えと同じくらい、無理をしない判断もとても大切です🍀
おわりに
落ち着いて寄り添える環境は「備え」から生まれる
介護の日々の中で、「もし急に体調が悪くなったら…」
と不安になること、きっとあると思います。
でも、そんな時こそ慌てずに対応できるよう、必要なものが「手の届くところにある」ことが、
心の支えになります。
どれも私が実際に現場で触れ、「あってよかったな」と感じたアイテムばかりです。
どうかこの記事が、あなたやご家族の「安心の準備」のお手伝いになれば嬉しいです。