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エアコンをつけない高齢の親…説得をやめて室温30度の実家で決めたこと

真夏の実家。玄関を開ける前から気持ちがソワソワ、正直こう思っていました。

「どうせ今日も、エアコン入ってないんだろうな…」

案の定、入っていません…。室内の温度計は30度。それなのに母は「暑くない」と平気な顔をしているんです。

困る女性

実家の親が真夏でもエアコンをつけないんです。何度言っても「暑くない」って…熱中症が心配で仕方ありません💦

うちの親もまったく同じなんです。室温30度でもつけないんですよ😅 今日は、説得をやめた私がたどり着いた3つの方法をお話ししますね。

りさこ

実家に行くと、またエアコンがついていない

うちの実家は、何年も前からそうでした。夏に行くと、親は薄着でうちわをバタバタ。エアコンは…ついていません。

父は暑い中、机に向かって仕事をしていたり。カーテンで日差しを遮って、それで十分という顔で過ごしていたりするんですよ。

網戸にして風を通していれば涼しい、と本気で思っているんですよね。

先日も、とても暑い日に実家へ行きました。玄関を開けるまで本当に嫌で、「エアコンが入っていたら優秀。でもまぁ、入っていない可能性が高いな…さぁどっちだ?」と思いながらドアを開けました。

室温30度。閉め切った部屋で、母は過ごしていました。

なぜ高齢の親はエアコンをつけないの?

自分の「体感」だけで判断してしまう

実はうちの実家には、以前から私が温度計を置いています。数字で見えれば判断してくれると思ったからです。

それでも母は、温度計ではなく自分の体感で決めてしまうんですよね。

忘れられないのは、今年の6月ごろのことです。まだエアコンを入れるほどではないけれど、少し蒸し暑い日でした。

母は自分の部屋の扉を閉めて、こもった部屋の中にいました。私は暑かったので我慢せず正直に「蒸すよ、暑いよ」と言って、風が通るように扉を開けたままにしたんです。

そのとき返ってきたのが、この一言でした。

「え?…あんたは今動いてきたから、暑く感じるんじゃないの?」

せめて扉を開けて、風を通して過ごしてくれたらいいのに…と思うんですけどね😣

年を重ねると、暑さやのどの渇きを感じにくくなると言われています。本人の「暑くない」は嘘ではなくて、本当にそう感じていない。だから怖いんです。

そういえば…暑くなり始めた5月ごろから、救急車のサイレンを聞く回数が増えた気がするんです。熱中症かなぁと、ふと考えてしまいます。

実際、熱中症での救急搬送は真夏だけでなく、5月から起きていると言われています。体が暑さに慣れていない時期こそ、危ないんですよね。

のどの渇きを感じにくくなる話は、こちらの記事に詳しく書いています。

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親世代の「夏」と、今の夏は別もの

私が子どもの頃の夏は、気温が32度や33度で「今日は暑いね」という感覚でした。扇風機だけで眠れていたのを覚えています。

親の感覚は、たぶんあの頃のままなんです。

「窓を開けて風が入れば涼しい」で乗り切れた時代と、今の暑さはまったく違います。エアコンになじみのない世代に、この変化はなかなか伝わらないんですよね。

毎朝テレビで「エアコンを」と聞いているはずなのに

うちの母は、毎朝のワイドショーを欠かさず見ています。

この時期の番組って、「今日は危険な暑さです。エアコンを使って、こまめに水分補給を。無理な外出は控えてください」って、しょっちゅう言っていますよね笑。

毎日それを聞いているんです。それでも、エアコンを入れないんですよ。ほんと嫌になっちゃいます😅

つまり、情報が足りないわけじゃないんです。テレビの「エアコンをつけて」は、母の中では「よそのお年寄りの話」。自分の体感が「暑くない、私は大丈夫」と言えば、そちらが勝ってしまう。

知識や正論をいくら足しても、動かない。だったら、伝え方と仕組みを変えるしかない。そう気づいたんです。

説得をやめました。私がやっている3つのこと

言いたいことは山ほどあります。「体感じゃなくて温度計で判断して」「30度の部屋にいたら救急車で運ばれるよ」って。

でも、言えば言い返されて、私が嫌な思いをするだけなんです。だから説得はやめて、2026年の夏から、私はこの3つに切り替えました。

①温度計を置いて、数字で見えるようにする

「暑い・暑くない」の言い合いは水掛け論になりますが、数字は事実です。

うちのように体感が勝ってしまう親でも、「いま30度だよ」と数字で伝えられるだけで会話が変わります。離れていても、電話で「温度計いま何度?」と聞けるようになるのも大きいです。

②言い合わない。黙ってエアコンをつける

私が決めたのは、「実家に行って暑かったら、何も言わずにエアコンをつける」というルールです。

実はこれ、今年から始めた決意…というより、勇気なんです。

今までは、エアコンの入っていない実家で「私が勝手につけたらいけないのかな」「母に従ったほうがいいのかな」と思って、進んではつけられませんでした。母の気持ちの中には、きっと電気代のこともあるのでしょうし。

でも、30度の部屋には私がいられません。暑さだけでメンタルもイライラしやすいんですよ💦😣自分の心の平和のためにつける。それだけです。

先日も室温が30度だったので、黙ってつけました。ありがたいことに、文句は言われませんでしたよ。

説得はしない。でも、私がいる間の室温は私が守る。

③貼り紙作戦。口で言わず、貼って伝える

それでも、私が帰ったあとはきっとまた消してしまうんですよね。そこで考えたのが貼り紙です。

最初は、紙にマジックで「室温が28度になったらエアコンを!」と手書きして、貼っておこうかと考えました。

でも手書きのメモって、なんだかきつく感じてしまう気がして…。

そういえば、今はChatGPTで画像が作れるんですよね。「高齢の親が読んでわかりやすい、エアコンを入れてほしいという貼り紙」をお願いして、試しに作ってもらいました。

同じお願いでも、イラスト入りだと柔らかく感じます。これを実家の壁に貼ることにしました。

室温28℃になったらエアコンをつけてくださいと呼びかける、イラスト入りの貼り紙
ChatGPTで作ってもらった、実物の貼り紙です

(作ってもらったこの左下のイラストを見たとき、どことなく父親の雰囲気に似ていて、思わず1人で笑ってしまいました!😂)

口で言うと言い返されますが、貼り紙は言い返されません(笑)目に入るたびに思い出してもらえたら、それでいいんです。

これを貼ってもつけなかったら、それはそれで仕方ないと思っています。私にできることをやったら、あとは手放す。そう決めました。

親にイライラする自分を、責めなくていい

ここからは少しだけ、私の本音の話をさせてください。

更年期の私にとって、30度の室内は本当にきついんです。暑さでイライラして、自律神経にも響いていた気がします。

「夏は実家に行きたくないなぁ」って、正直思っていました。

去年、思い切って鍼灸の先生にこの話をしたんです。そうしたら先生の親御さんも同じで、「窓を開けて風が入れば涼しいと思ってるんですよ」って。

私と同じ親がいるんだ…とわかった瞬間、本当に気持ちがラクになりました。

話してよかったなぁと、今でも思います。

だから今年の夏は、少し距離を取ることにしました。私は自分の家でエアコンを入れて、涼しい部屋で心の平和を保つ。

冷たい娘だとは思っていません。倒れる前に守るべきは、まず自分の心と体ですものね。

親へのイライラと罪悪感については、この記事でもお話ししています。

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介護士として見てきた「暑さを感じない高齢者」

これは、うちの親だけの話ではありません。介護士として利用者さんのお宅に伺うと、真夏でもエアコンがついていないお宅が本当にあるんです。

温度計が28度、30度になっている日も正直ありました。それでも「暑くないのよ。むしろ寒く感じるの」とおっしゃる利用者さんもいます。

そういうときは「具合が悪くなるといけないので、エアコンをつけましょうね」と声をかけて、つけさせてもらっています。

ただ、正直に言うと…私たちが帰ったあとに、本人がまた消してしまうことも多々あるんです。

「この部屋は網戸にして窓を開けてあるから、そんなに暑くないのよ」

人がいる間だけつけても、守りきれないんですよね。だからこそ、貼り紙や温度計のような「いない時間にも働く仕組み」が必要なんだと思っています。

一方で、娘さんが室温管理をして、エアコンと扇風機を上手に使っているお宅もあります。ご家族の仕組みづくりで、お部屋の環境は本当に変わるんです。

実はうちも今年、自分の家用に買ったサーキュレーターと同じものを、実家にも置きました。

大きい扇風機は「重たいし、大きい」と親が言っていたんです。サーキュレーターなら小さくて軽いし、首が上下左右に動いて部屋の空気を回してくれます。

先日実家に行ったら、ちゃんと使ってくれていました。色もシンプルで、お値段も手頃でしたよ。

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私たち介護士も、暑いお部屋では汗だくで作業することがあります。高齢者の「暑くない」は、周りが数字で補ってあげる必要があるんですよね。

介護士からのお願い。お部屋に「温度計」を置いてください

介護士としてひとつだけ、声を大にしてお伝えしたいことがあります。

親御さんのお部屋に、温度計を置いてください。

利用者さんのお宅には、温度計がないお家がほとんどなんです。温度計がないと、いま室温が何度あるのか、私たちも正確な判断ができません。

私たちも外から動いて入ってくるので、体感だと「自分が暑くなっているだけかも?」となってしまうんですよね。数字がないと、誰の体感もあてにならないんです。

温度計があれば、「いま30度ありますから、具合が悪くなるといけないのでエアコンをつけましょう」と声をかけられます。数字がひとつあるだけで、声のかけ方がまったく変わるんです。

夏の在宅介護で役立ったグッズは、こちらにまとめています。

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よくある質問

室温が何度になったらエアコンをつけるべきですか?

室温28度が一つの目安と言われています。大切なのは「暑いと感じたら」ではなく、温度計の数字で決めることです。体感はあてにならないことを、私は実家で痛感しました。

親が「エアコンは体が冷えるから嫌」と言います。

設定温度を27〜28度と高めにして、扇風機で空気を回すと冷えすぎを防げます。風が体に直接当たらない向きにするのもポイントです。「冷やす」より「30度にしない」が目標だと伝わりやすいですよ。

何度言っても聞いてくれません。どうしたらいいですか?

私は説得をやめました。行ったときに黙ってつける・温度計を置く・貼り紙で伝える、の3つに切り替えたら、言い合いのストレスがなくなりました。正論をぶつけるほど、親は意地になってしまうんですよね。

離れて暮らしていて、様子を見に行けません。

電話で「いま温度計、何度になってる?」と数字を聞くのがおすすめです。「暑くない?」と聞くと「暑くない」で終わってしまうので。実家に温度計を置いておくのは、離れて暮らす家族にこそ役立ちますよ。

女性

「説得しなきゃ」って思い込んでいました。黙ってつける、でいいんですね。少し気がラクになりました🌸

言い合いになると、お互い嫌な気持ちが残るだけですものね。まずは実家に温度計をひとつ、置いてみてくださいね☘️

りさこ

まとめ:説得より、仕組みと距離

エアコンをつけない親に、正論をぶつけても届きませんでした。私がたどり着いたのは、この3つです。

  • 温度計を置いて、数字で見えるようにする
  • 言い合わずに、黙ってエアコンをつける
  • 貼り紙で伝えて、あとは手放す

そして何より、イライラしてしまう自分を責めないでくださいね。距離を取ることは、親を見捨てることではありません。

電気代より、健康。それはあなた自身の心と体も同じです。

この夏、あなたも親御さんも、どちらも元気に秋を迎えられますように。応援しています🌸


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  • この記事を書いた人

りさこ

はじめまして、りさこです☘️

婦人科の手術・更年期・メンタルの不調…
私もずっと「誰にも言えない」を抱えてきた40代。

現役介護士として、
また同じ悩みを持つ女性として、

「私だけじゃない」「ほっとした」と
思ってもらえるように綴っています🌿

あなたの「しんどい」に、そっと寄り添います🌸

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